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「ちゃんちきガッパ 前編」

こうやって、作品を紹介しながら、自分の想いや故人への想いをエッセーとして綴り続けておりますが、恐らく、世間の方は「仮面ライダー」を真っ先に連想し、「サイボーグ009」などのSF作品、そしてビッグコミックで連載されている「HOTEL」等の大人の作品、晩年は、最近では当たり前になった「日本経済学入門」や「日本の歴史」のような漫画で学ぶ書などを石森、若しくは石ノ森の名前を聞いて思い浮かべるでしょう。

多岐に亘るジャンルの執筆は尋常ではないのですが、そのなかでギャグマンガを知っている方は何人いらっしゃるかなぁと思って。「さるとびエッちゃん」や「テレビ小僧」「ボンボン」など秀逸作品も多数ありますが、世間の方にそれらの作品が浸透しているかと言えば、そうでもない。そうなると、敢えて石森ギャグマンガを推したくなります。

特に、「ちゃんちきガッパ」なんて知っている方がどれだけいらっしゃるか?マニアック中のマニアック作品だと思いますが、僕はこの作品が好きなんです。

連載していたのは、僕が小学生の時だったと思うんですね。小2~小4くらいでしたか。少年チャンピオンで連載していました。この頃、僕はチャンピオンが好きで、水島新司先生の「ドカベン」や手塚治虫先生の「ブラックジャック」など連載されていたかと記憶しております。

その中での「ちゃんちきガッパ」。なんでしょうね、肌触りと言いますか、読後の印象がすごく“ぬる~い”感じで、ギスギス、ザクザクしていない。そのほのぼのとした、癒し系の世界観が僕は好きなんです。それは、主人公・河童太ののほほんとしたキャラクタ―から受ける印象だと思います。

「イッポン学園」という学校が舞台の学園萬画。オヤビン、エログマ、ゴリバンチョー、ブタマンという脇を固めるキャラクターは個性豊かで濃すぎるくらい濃い面々で、主人公をほのぼのさせた対比は流石です。「さるとびエッちゃん」もそうなんですが、周囲がエネルギッシュで、主人公が惚けた雰囲気にさせることで、漫才のボケと突っ込み的なニュアンスになるので、ギャグマンガを展開させるには好都合なシチュエーションだと思います。

石森ギャグマンガ推しの僕としては、次回も引き続き、この摩訶不思議なちゃんちきガッパのお話しをさせて頂きます。

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