アフリカはゼロゼロナンバーサイボーグの008 ピュンマの出⽣地。旧設定ではケニア、現在はコンゴ⺠主共和国(旧名ザイール)とされていて、後者は『サイボーグ009⽔霊(ディイデ)の泉編』でも登場する。アフリカという⼟地が⽯ノ森の好奇⼼を強く刺激したのは間違いない。初めて訪れたのは世界⼀周時のエジプトだが、それをきっかけに興味の幅を広げ、さまざまなアフリカを描いた。『サイボーグ009』でアフリカ出⾝のピュンマにさまざまな重いテーマを背負わせたことは、⽯ノ森が強い関⼼と問題意識を持っていたことの証左と⾔えるだろう。
現在タンザニア連合共和国に属するセレンゲティ(現:セレンゲッティ)は世界⾃然遺産であり、平時は密猟取締官を務めるピュンマが活動している地でもある。ちなみにエジプト(カイロ)は『サイボーグ009 ファラオ・ウイルス編』の舞台としても登場する。さらに、「裸⾜のザンジバル」というスピンオフもある。