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Ishimori Magazine 10 編集後記

●今回のIshimori Magazineは、「マンガ日本の歴史」 の新装文庫版発売というタイミングもあり、大特集も『萬画で学ぼう!』として、石ノ森が多く手がけた“学習マンガ”というジャンルをご紹介しました。

 

石ノ森自身も学習マンガは「伝えたい情報(データ)を、マンガでおもしろおかしく、楽しくわかり易く、そして正確に伝える。【マンガ家入門より引用】」とも言っている通り、マンガで歴史や科学、経済の話まで学べる、ということは、学ぶという側面に、マンガも一役買える、ということを世間に知らしめた効果はあったのではないでしょうか。

 

(不倫のことまで学べる、というのは、こうすれば不倫できる、というのではなく、不倫の悪い部分も知ってほしい、という反面教師のような石ノ森なりのメッセージなのかもしれません)

 

コロナ禍もまだまだ完全には落ち着きませんが、令和の時代に復活したロボコンはご家庭でもお楽しみいただけますので、是非ご覧ください。宮城県の関連施設も少しずつ今までの状態に戻そうと頑張っています。最新情報で、少しでもご興味を持たれたのなら幸いです。

 

秋田書店 小林さんのインタビューも、今回は編集者の視点から語っていただいているので、石ノ森や、その作品に対する想いも立場が変われば様々なんだな、ということを感じさせられました。今度はどなたなのか、どんなインタビューが聞けるのか、楽しみにお待ちください。

次回「ISHIMORI MAGAZINE 11」は、2021年の年明けごろを予定しております。
お楽しみに。