2024年「サイボーグ009」は誕生から60周年を迎えます。
9人のサイボーグたちの活躍と葛藤、友情、人類愛などが描かれた本作は、1964年の連載開始以後、石ノ森章太郎のライフワークとして、少女マンガ誌、青年マンガ誌、新聞など、出版社と媒体ジャンルの垣根を越えて長年に渡り発表されました。折々の社会問題、事件や戦争をとりあげて描かれたエピソードも多く、時代に寄り添い続けた作品でもあります。
七月鏡一氏×早瀬マサトによる『8マンVSサイボーグ009』(7月20日単行本発売)の制作こぼれ話を掲載。
世界中に戦争を引き起こして、各国に武器を売りさばく死の商人“黒い幽霊団”(ブラック・ゴースト)。彼らは戦争用サイボーグ兵士を開発するために、世界中から人間を連れ去っていた。ブラック・ゴーストに改造され、ゼロゼロナンバー9人目の戦士・009となった島村ジョーだったが、同じように改造された8人のサイボーグ戦士とともに反旗を翻し、ブラック・ゴーストから脱走する。9人のサイボーグ戦士たちは、哀しみを胸に、それでも人間の平和のため力を合わせて闘いの日々を送るのだった。